演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

シナカルセトの骨代謝への影響

演題番号 : P-2-580

海部 久美子:1、松下 典子:1、神野 瑞紀:1、小野 茂男:1、藤原 敦子:1、小林 万代:1

1:(医)海部医院

 

【目的】二次性副甲状腺機能亢進症(SHPT)は、骨回転の亢進により骨量が減少し、繊維性骨炎などの骨病変を引き起こす。我々はSHPTを有する血液透析患者におけるシナカルセト(CIN)の骨に及ぼす影響を検討した。
【方法】2011年7月から2013年9月にCINを開始した透析患者27名(男性9名・女性18名、年齢68.5±8.4歳、透析歴89.8±97.9ヶ月)について、投与前と6ヵ月後のiPTH、ALP、TRACP、オステオカルシン(BGP)、骨塩定量(mBMD、MCI)を比較検討した。
【結果】iPTH、ALP、TRACP、BGPは、CIN投与後有意に低下した。一方、骨塩定量に変化はなかった。
【考察】CINによりiPTHが低下し、それに伴い骨代謝が改善され骨代謝マーカーが低下したと考えられる。骨塩定量には、有意な変化がなく骨質が維持できたと考えられた。
【結論】SHPTを有する透析患者へのCINは、骨代謝の高回転状態を改善し、骨質の維持に効果をもたらす可能性が示唆された。

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