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開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析患者における腹部大動脈石灰化と骨密度にシナカルセト投与が与える影響についての検討

演題番号 : P-2-578

北島 聡:1、福島 辰朗:1、岡本 典子:1、岸 智恵:1、冨吉 義幸:1、池田 裕次:2、酒見 隆信:3

1:高木病院 腎・透析センター、2:佐賀大学医学部附属病院 腎臓内科、3:佐賀大学医学部附属病院 地域医療科学教育研究センター

 

【目的】シナカルセト投与前後で大動脈の石灰化と骨密度低下が抑制されているか否かの検討。
【方法】当院の外来血液透析患者でシナカルセトを投与された14名において、シナカルセト投与2年前、投与開始時、開始後2年時の腹部大動脈石灰化割合、骨密度を比較。腹部大動脈石灰化割合は腹部CT撮影下の腹部大動脈横断面を画像ソフトimageJで処理し、総腸骨動脈分岐部から頭側へ10スライスの石灰化面積/動脈面積を測定。
【結果】シナカルセト投与前後で腹部大動脈石灰化速度は3.0±3.3%/年→0.8±1.9%/年、p<0.05と有意に低下し、骨密度低下速度は1.9±2.9%/年→1.3±3.1%/年、p=0.68と有意差は認められないが低下傾向だった。P6.0→5.1mg/dl、Ca×P積58.9→47.3、iPTH363→140pg/mlと有意に低下した(p<0.05)。
【考察】シナカルセトは透析患者の骨ミネラル代謝を改善し、大動脈石灰化と骨密度低下の進行を抑制すると考えられた。

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