演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

新しい抗感染性カテーテルを目指したフッ素含有アパタイト材料の開発

演題番号 : P-2-503

宮尾 佳奈:1、東 慶直:2、渡辺 一司:1、吉岡 豊一:1、古薗 勉:3

1:(医)弘正会西京都病院、2:近畿大学生物理工学部 食品安全工学科、3:近畿大学生物理工学部 医用工学科

 

【目的】これまで我々は独自のナノテクノロジーにより創出したハイドロキシアパタイト(HAp)ナノ単結晶コーティング法を用いて、生体密着性に優れた長期留置型カテーテルモデルを開発し、ダクロンカフ付きに比較して9倍もの抗感染性を示すことを報告してきた。今回、このHApにフッ素をドープすること(F-HAp)により、炎症が生じた場合に生じる酸性環境に対して耐性を付与できたので報告する。
【方法】F-HApを既報に従い合成し、X線回析及び粒径測定などにより材料の同定を行った。また合成したF-HApの耐酸性は、紫外可視分光光度計を用いて、pHを変化させて溶解度を測定することにより評価した。
【結果および考察】結晶性および分散性に優れたF-HApを合成した。HApの溶解点(pH=4.0)に比較して、今回合成したF-HApの溶解点はpH=2.9であった。この結果はフッ素が水和しにくいため、結晶中に含有するフッ素含有量に依存すると考えられた。また抗菌性評価も合わせて報告する。

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