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開催回
第59回・2014年・神戸
 

右腎被膜下出血による入院でCHDFを導入後、傾眠傾向となり、間欠的HDに変更し、著明に改善した慢性維持透析患者の一例

演題番号 : P-2-242

田島 敬也:1、細谷 幸司:1、立松 覚:1、竜崎 崇和:1

1:東京都済生会中央病院 腎臓内科

 

【症例】76歳男性【主訴】右側腹部痛【現病歴】腎硬化症による透析導入後10年目。2013年8月、突然右側腹部痛が出現。透析クリニックを受診し、嘔吐症状・血圧低下を認めた。透析施行後、意識消失を認め、透析中止となった。当院救急外来受診し、Dynamic CT検査より右腎被膜下出血の診断となり、緊急入院となった。【入院後経過】Dynamic CT検査で明らかな活動性の出血を認めず、輸血・補液により血圧安定したため、保存的に加療する方針とした。第2病日に肺水腫が出現し、CHDFを開始したが、傾眠傾向となった。BUN、Crの上昇ないが、尿毒症による意識障害の可能性を考え、間欠的HDに切り替え、週3回の透析を継続し、著明な改善を認めた。右腎被膜下出血の原因は、多嚢胞化萎縮腎の嚢胞壁の破綻が原因と考えられた。【結語】本症例は、右腎被膜下出血をきたし、CHDFを導入したが、透析不足により尿毒症による意識障害を認めた。間欠的HDに変更後、意識障害が改善した興味深い症例であった。

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