演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

前立腺肥大症による続発性膀胱尿管逆流(VUR)患者に対して血液透析を導入した1例

演題番号 : P-2-241

花房 雄治:1、金指 亨:1、儘田 文子:1、古屋 健:1、古屋 良恵:1、林 佳美:1、酒井 修:1、松本 絵美:1、中島 加保子:1、鈴木 ゆかり:1、高橋 英樹:1、菊池 清美:1、横山 良望:1

1:のぞみ記念下田循環器・腎臓クリニック 腎臓内科

 

【緒言】膀胱尿管逆流(以下VUR)は膀胱より腎へ尿が逆流する疾患で、主に先天性疾患である原発性VURに加えて前立腺肥大や神経因性膀胱に伴う続発性VURが存在する。今回われわれは前立腺肥大に伴う続発性VURに起因した腎後性の慢性腎不全に対して、血液透析を導入した症例を経験したので報告する。【症例】症例は65歳、男性。呼吸困難を主訴に来院した。検査にて著明な肺気腫を認めたため在宅酸素療法を開始した。このときの血液検査ではCr:7.8mg/mlと慢性腎不全を認めた。CTにて尿管の著明な拡張を伴う水腎症を認め、前立腺肥大によるVURと診断した。数日後溢水によるうっ血性心不全を認め、強制利尿を行ったが奏功しないため、やむなく血液透析を導入した。導入後には心不全は消失し、左室駆出率も16%から60%まで改善した。現在は維持透析に移行し、経過はきわめて良好である。

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