演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

副甲状腺摘除後高Ca血症にて診断されたサルコイドーシスの1例

演題番号 : P-2-238

落合 頼業:1、三瀬 広記:1、早見 典子:1、川田 真宏:1、住田 圭一:1、諏訪部 達也:1、星野 純一:1、藤井 丈士:2、高市 憲明:1、乳原 善文:1

1:虎の門病院分院 腎センター、2:虎の門病院 病理部

 

【症例】59歳女性。IgA腎症による末期腎不全にて45歳時に血液透析開始。57歳時に続発性副甲状腺機能亢進症に対し副甲状腺摘出術施行(PTx)、約1年後発熱,紅斑,高Ca血症が出現。Vit.D製剤の中止3ヶ月後も高Ca血症が遷延したため精査入院。入院時補正Ca:12.1mg/dL, P:5.8mg/dL, ALP:188IU/L, CRP:0.5mg/dl, intPTH:2pg/ml, PTHrP:<1.0pmol/L, 1.25(OH)2Vit.D3 49.0ng/l, ACE:22.6U/L, リゾチーム41.3mg/L, QFT陰性, ツ反応陰性。入院後もCaは13.8mg/dlにまで上昇。両側下腿に顕在化した紅斑様皮疹と気管支鏡下で採取された生検組織より多核巨細胞を伴う非乾酪性肉芽腫を認め,結核菌検索は陰性であったことからサルコイドーシスと診断。PSL30mg隔日投与後速やかに解熱し皮疹も消退、Ca値も約1ヶ月後には正常化した。10年以上の長期透析患者においてPTx後に出現した高Ca血症の原因としてはサルコイドーシスも鑑別の一つとして考慮すべきである。

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