演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

低蛋白食併用下に週1回透析を行った多発性嚢胞腎症例

演題番号 : P-2-159

齊藤 弥束:1、古荘 泰祐:1、中嶌 知子:1、岩本 麻実:1、山崎 潤:1、土岐 徳義:1、九鬼 隆家:1、紀平 裕美:1、羽田 学:1、西尾 康英:1

1:東京都立多摩総合医療センター

 

多発性嚢胞腎(PKD)症例では透析導入後も低蛋白食(LPD)を継続し低頻度透析(LFHD)が可能である.
症例1:60台女性. 保存期平均1日食塩摂取量6.6g,蛋白0.75g/kg. BUN83,Cr11.7mg/dlで週1回透析導入を行った. 透析間の体重増1kg未満,食塩7.5g,蛋白0.91g/kgで7か月継続後より週2回HDに移行した.
症例2:50台男性. 保存期食塩9.8g,蛋白0.55g/kg.BUN87,Cr11.9で週1回透析導入を行った. 透析間の体重増加3%,食塩6.0g,蛋白0.75g/kgで週1日4時間HDを継続中である.
症例3:50台男性. 保存期食塩8.1g,蛋白0.50g/kg. BUN73,Cr13.3で週1回HD導入を行った. 0.5g/kg未満のLPDを継続し透析間の体重増加なし.
3例とも保存期からの指導により熱量確保ができており低栄養はみられない.
PKDでは導入後も自尿が保たれる. LPDを継続することで残腎機能が保たれ,体重,BUN,Kの増加が抑制されLFHDが可能である. LPD遵守後透析導入となった症例に対する治療選択の一つとして認識と普及が望まれる.

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