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外来CKD3b患者をPDCAサイクルで支援している一例~栄養カウンセリングによる6年間のフォローアップ~ 演題番号 : P-2-157 田中 麗子:1、酒井 聡一:1、福田 元:1、山本 由香:1、佐藤 佳子:1、影山 美栄子:1、福田 昌子:1、福田 健:1 1:(医)白鳥診療所 栄養科
【目的】
栄養指導にPDCAサイクルを導入し、効果を検討する。 【症例】 43歳 女性。5歳時浮腫と尿蛋白を指摘。16歳時腎生検にてIgA腎症と診断。26歳時当院を初診。27歳出産。37歳初回栄養指導開始。以降毎月診察時に栄養指導を継続実施中。 【方法】 (1)産業衛生で用いられるPDCA法を応用。 (2)次回来院時までの行動変容の内容や方法を患者が自己決定。 (3)決定した内容ができているか自己評価。 【結果・考察】 指導開始から1年かけ行動変容ステージが実行期になった。その後4年間は生活環境に合わせた支援を行うことで維持期を保ち、CKD G3bが維持できた。最近、息子、夫、実母の事で悩み、さらに患者自身は継続した食事療法を行っているが時々CKD G4になる事で自己効力感が低下している。今後は透析導入も視野に入れながら患者自身が「燃え尽き状態」に陥らぬよう、新たな目標設定で支援を継続していきたい。 |
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