演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

Candida parapsilosisによるCAPD腹膜炎の1例

演題番号 : P-2-087

小林 アズサ:1、船橋 嘉夫:1、浦濱 善倫:1、大石 秀人:1

1:小牧市民病院 腎臓内科

 

【症例】60歳代男性、腹膜透析6年目で、1、4年目に細菌性腹膜炎による入院歴があった。入院2日前からの下腹部痛と発熱があり、CAPD排液中に好中球優位の白血球増加を認めた。CAPD腹膜炎と診断し、CEZ+CAZの静脈内投与を開始した。第3病日CAPD排液の塗抹で真菌が検出されたため、第4病日にCAPDカテーテル抜去し、5-FC+FLCZ内服投与を開始した。第5病日から血液透析へ移行した。起因菌はCandida parapsilosisと判明し、MIC値は5-FC、FLCZともに感受性あり継続投与した。徐々に発熱、炎症反応は改善し、第26病日に退院。β-D-グルカンは高値が持続したため、計8週間の抗真菌薬投与を行った。以後、β-D-グルカン値は正常化し、経過良好である。
【考察】真菌性腹膜炎はその約25 %が死に至る重篤なものである。今回、早期にカテーテル抜去し、5-FC、FLCZの併用で治療し得たCandida parapsilosisによるCAPD腹膜炎を経験したため、若干の文献的考察を交えて報告する。

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