演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

腹膜透析患者に発症した好酸球性腹膜炎の1例

演題番号 : P-2-086

常盤 傑:1、阿部 貴弥:1、藤岡 知昭:1、松浦 朋彦:2、後藤 康樹:2、後藤 康文:2

1:岩手医科大学附属病院 泌尿器科、2:後藤泌尿器科皮膚科医院

 

腹膜透析(PD)において腹膜炎は最大の合併症である。その多くは細菌性であるが、無菌的に発症する好酸球性腹膜炎の報告も散見される。今回PD導入後に好酸球性腹膜炎を発症した症例を経験したので報告する。
 【症例】 64歳、男性。40歳時糖尿病と診断。末期腎不全に対しPD療法希望のため、2013年1月30日当科紹介。2月4日PDカテーテル留置。16日退院し、近医にてPD管理となる。20日頃より下痢を認め、下痢による脱水のため血圧低下を認めたため、23日近医入院。27日特に明らかな自覚症状を認めないがPD排液の混濁を認めたため、第一世代セフェム系抗生剤投与、28日当科再入院となる。起因菌の同定とともに、再入院後も抗生剤投与を継続したが、改善を認めず。3月4日の末梢血液検査にて好酸球の上昇を認め、6日排液中の好酸球の増加を確認。培養結果が陰性であることなどより好酸球性腹膜炎と診断。抗生剤および内服薬(アロプリノール、モサプリドクエン酸塩)を中止。その後無治療にて退院となる。

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