演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

Micrococcus speciesを起炎菌とする腹膜透析関連腹膜炎の一例

演題番号 : P-2-083

兼島 伸青:1、大宮 信哉:1、高安 真美子:1、佐藤 芳憲:1、田山 宏典:1、長谷川 毅:1、小岩 文彦:1、吉村 吾志夫:1

1:昭和大学藤が丘病院 透析センター

 

【症例】60代 男性。糖尿病性腎症に起因した慢性腎不全のため20XX年8月に腹膜透析(PD)が導入された。2年後の10月28日腹膜透析カテーテルの接続チューブが外れ、29日に当院外来を受診した。腹部所見も異常なく接続チューブの交換を行い経過観察となった。11月2日排液混濁と腹痛を認めたため当院救急外来受診し腹膜炎と診断され入院となった。抗菌薬加療により症状は改善し、培養からはMicrococcus speciesが同定された。治療終了35日後、特に誘因なく排液混濁と腹痛を主訴に当院外来受診しPD腹膜炎の診断で再入院となった。排液の培養からより同菌種のMicrococcus speciesが同定された。前回と同様に抗菌薬治療にて腹膜炎は改善した。【考察】Micrococcus speciesは高度の免疫不全患者の日和見感染が問題となることはあるが、一般的に病原性は低く腹膜炎の起因菌とはなりにくいと考えられている。今回、Micrococcus speciesによる腹膜透析関連腹膜炎の症例を経験したので報告する。

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