演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

陽圧呼吸療法で管理したHD患者における慢性心不全例の検討

演題番号 : P-1-656

久間 昭寛:1、田村 雅仁:2、藤本 陽子:1、坂東 健一郎:2、石松 菜那:1、宮本 哲:1、芹野 良太:2、田中 弘:3、尾辻 豊:1

1:産業医科大学 第2内科、2:産業医科大学病院 腎センター、3:(医)医生ヶ丘クリニック

 

【目的】HD患者の心不全は治療・管理に難渋し、さらに、死亡原因として最も多い。慢性心不全(CHF)に対する陽圧呼吸療法のAdaptive Servo Ventilation (ASV)の有用性は過去に多数報告されている。我々は、CHFを合併したHD患者にASVを導入した2症例を検討した。【方法】後ろ向き調査にて、ASV導入前6ヶ月から導入後1年を対象とした。解析項目は血圧、Dry Weight(DW)、心胸郭比(CTR)、左室駆出率(LVEF)、BNP値、血清Alb値である。【結果】患者は、82歳男性(透析歴6年、糖尿病性腎症)と67歳男性(透析歴20年、膜性腎症)。共に、虚血性心疾患によるCHFと中枢性睡眠時無呼吸症候群を認めた。ASV導入後に、LVEFとBNP値の改善が見られた。また、DWを上方修正したにも関わらず、CTRは低下し、血清Alb値は上昇した。【結論】ASVはHD患者においても心機能改善効果が見られた。DWの上方修正や血清Alb値上昇は栄養状態の改善によるものと推測された。

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