演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

維持透析合併重症心不全患者に対してASVを導入した2例

演題番号 : P-1-648

谷村 智史:1、森下 美智子:1、石津 勉:1、森本 尚孝:1

1:三豊総合病院 内科

 

【目的】ASV(adaptive servo ventilation)は重症心不全治療に近年適応がある。2013年に当院で重症心不全を合併した透析患者2例にASVを導入した。【症例1】76歳男性。末期腎不全と虚血性心疾患による重度心不全からの体液過剰のためHD開始。透析中に血圧低下が頻繁となり透析中にASV併用開始となった。【症例2】79歳女性。慢性腎不全に心筋梗塞後心室瘤による心不全が加わり体液貯留傾向となりHDを開始。循環動態が不安定なためHDは継続困難となりPDへ移行。心不全はBNP1500、EF28%と重症でありASV併用開始となった。また同時に睡眠時無呼吸症候群(SAS)合併も認めた。【結果】両症例ともにASV導入前後でEFやBNPに有意な改善はみられなかったが透析中の血圧低下や心不全による入退院もみられず透析を継続中である。症例2についてはSASの改善も認められた。【考察】ASVによる前負荷軽減により透析中の循環動態の改善やADLの改善が得られた。【まとめ】透析患者には心不全、SASの合併が多く、症例によってはASVを施行することで臨床的改善が得られる可能性がある。

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