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開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析患者の左室拡張障害の指標としてd-ROMsの有用性の検討

演題番号 : P-1-633

萩野谷 美智子:1、下條 信威:1、黒澤 洋:1、石井 まち子:1、庭山 淳:1、山口 巖:1

1:住吉クリニック病院

 

【背景】透析患者は左室拡張機能低下を来しやすく、その早期発見にBNPなどは不適であり、心臓超音波検査(UCG)が貢献する。一方、酸化ストレスが左室拡張不全の原因とする報告もある。
【目的】透析患者において酸化ストレスマーカーであるd-ROMs(Reactive Oxygen Metabolites)とUCGでの左室拡張障害の指標であるE/e’との関連を検討する。
【方法】FRAS4を用いてd-ROMsの血中濃度を測定した。当院火木土午前定期透析施行群35名(年齢71.8±10.4歳、男:女=17:18、透析歴10.9±10.0年)を対象に、E/e'とd-ROMsとの相関を調べた。
【結果】透析前ではd-ROMs300(UCARR)以上の患者は16/35、300未満は19/35であり、透析後ではそれぞれ27/35と8/35であった。UCGでは、EF正常者(58%以上)が27/35に対して、E/e'正常者(8未満)は6/35であった。d-ROMsの値は、E/e’と相関係数0.51で有意に相関した。
【結語】d-ROMsは透析患者において左室拡張障害の指標となり、早期段階の左室拡張障害患者の発見に有用である。

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