演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析室でのNT-proBNP活用方法の検討

演題番号 : P-1-624

筧 真一郎:1、瀧本 和昌:1、大波多 勝巳:1、土屋 香子:1、谷口 敏雄:1

1:谷口クリニック

 

【はじめに】ドライウェイトの決定にhANPが頻用されているが当院では迅速検査が可能なNT-proBNPを用いて透析患者の体液量、心機能を評価する検査法として検討を行った。
【対象及び検査方法】当院外来血液透析患者114名を対象にNT-proBNPを測定し透析条件、胸部X-P、心電図、心エコー、冠動脈検査などに対して検討を行った。
【結果】胸部X-Pで胸水、肺鬱血の認められる患者の平均は13351pg/ml、水分管理良好な症例では透析後平均2140pg/mlであった。また他の心機能検査との一定の相関が見られた。
【まとめ】左心室肥大、胸水、肺鬱血などでNT-proBNPは有意に上昇し、左心室機能低下や体液の過剰が数値に影響することがわかった。また心胸比のみでは判断困難な心負荷が伴っている患者の診断に有用であった。除水管理の指標だけでなく心機能の評価と併せて活用できる迅速検査のひとつとして有用であった。しかし透析患者における正常値が不明確であり、当院では透析後の採血で5000pg/ml以下を指標としている。

前へ戻る