演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

術後6ヶ月で非穿刺部位に解離を来したポリウレタン人工血管の1例

演題番号 : P-1-563

石井 博:1、小橋 研太:1、常光 謙輔:1、松三 雄騎:1、藤原 雅光:1、西山 加那子:1、黒河 達雄:1

1:西条病院 外科

 

【目的】ポリウレタン人工血管(以下PG)は血清腫が少なく移植後短期間に穿刺が可能となり、穿刺後止血時間も短いためブラッドアクセスとして頻用されている。今回、穿刺部位以外の場所から3層構造が破綻し、中間層への血栓および感染が発生した1例を経験したので報告する。
【症例】2013年5月に右大腿にPGを挿入し、維持透析施行中であった。12月にシャント閉塞したためPTA施行するも、2日後再度閉塞した。血栓除去を施行するため人工血管を切開するに、3層構造は穿刺部位に関係なく崩壊していた。部分切除施行したが、その後人工血管内腔の感染が発生したため人工血管全抜去を必要とした。
【まとめ】PGの3層構造の破壊(初期不良)により、移植直後から敗血症を来した症例を経験した。その後は3層構造が崩壊しないように丁寧に取り扱い、3層構造を確認して吻合している。PGの閉塞でPTA施行後に早期閉塞を来した場合には、中間層への感染を考慮し早期に人工血管全抜去する必要性があると考えられた。

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