演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

右内頚静脈長期留置カテーテルの感染を繰り返したため、左腋窩動脈に人工血管による動脈-動脈ループを作製した一例

演題番号 : P-1-562

山口 聡:1、小嶋 啓史:1、山名 比早子:1、吉田 衝未:1、河野 知之:2、小川 成章:3、小田 寿:1、大西 俊正:1

1:上大岡仁正クリニック、2:文庫じんクリニック、3:追浜仁正クリニック

 

【症例】70歳女性.糖尿病性腎症にて2000年4月に血液透析導入.2001年に左前腕内シャントを造設以降,バスキュラーアクセストラブルにて計6回の再建手術を受けた.2009年7月に右内頚静脈に長期留置カテーテルを挿入後も計2回入れ替えを行った.2012年8月にトンネル感染を発症し,保存的加療を行うも寛解と再発を繰り返し,12月には敗血症を来した.カテーテル抜去と新アクセス造設目的で緊急入院したが,両上肢の自己血管の荒廃は著明で,下肢も糖尿病性壊疽にて左膝下切断しており,四肢の動静脈間の人工血管移植は困難と考えられた.左腋窩動脈間に人工血管をループ様に移植しアクセスとして使用することとして,第18病日に手術を行い,9日後には軽快退院した.
【考察】アクセストラブルを繰り返し通常の四肢の血管が使用困難な症例には,腋窩動脈への人工血管移植も選択肢の一つになりうる.

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