演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

当科における内シャントグラフト抜去症例の検討

演題番号 : P-1-541

岩田 隆寿:1、望月 保志:1、錦戸 雅春:2、酒井 英樹:1

1:長崎大学病院 泌尿器科・腎移植外科、2:長崎大学病院 血液浄化療法部

 

2003年から2013年までの間に当科で内シャント感染のために人工血管の抜去を行った症例について検討した。
症例は60歳~84歳の9例(男性2名、女性7名)。原疾患は糖尿病性腎症4例、腎硬化症2例、慢性糸球体腎炎2例、その他1例。透析期間は2か月~30年(中央値9年)。グラフト留置期間は1か月~47か月(中央値20か月)。敗血症を伴い緊急手術が必要であった症例は3例であった。起因菌としては黄色ブドウ球菌が4例と最も多く認めたが、MRSA症例は0例であった。代替ブラッドアクセスとしては新規AVF造設が2例、新規AVG造設が5例、長期留置型カテーテル留置が2例であった。複数回手術症例は3例で糖尿病症例2例、長期透析症例1例であった。生命予後としては4例が生存、5例が死亡している。
糖尿病性腎症や高齢者の増加などにより導入時にすでに自己血管が荒廃し人工血管を使用する症例が増えてきており、今後このような感染を減らす努力が必要であると考えている。

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