演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

ボタンホール感染からシャント瘤を形成した一例

演題番号 : P-1-539

渡辺 容子:1、宮本 大資:1、福井 めぐみ:1、金子 朋広:1、鶴岡 秀一:1

1:日本医科大学付属病院 腎臓内科

 

【症例】32歳女性【現病歴】低形成腎のため20歳で腹膜透析導入となり、22歳の時に腹膜炎のため腹膜透析から血液透析に移行した。今回は左肘部内シャント狭窄が疑われ、PTA目的で7月8日入院となった。【経過】7月10日にPTAを施行し、翌日よりシャントを穿刺し透析を行っていた。PTA後、上腕の腫脹と疼痛があり入院していたが改善し、退院予定であったが、入院14日目に40℃台の発熱を認めた。シャント穿刺部の発赤と熱感を認め、CFPN-PIの内服を開始したが、翌日血液培養で黄色ブドウ球菌が検出され、シャント感染と診断しCEZを開始した。抗生剤開始後すぐに解熱したが、以前感染したボタンホールに2mm大の膿疱を形成し、左上腕は発赤、腫脹、熱感が著明となった。炎症反応は改善傾向にあったが、感染部はシャント瘤を形成し、増大傾向を示した。血管外科に相談し手術予定となったが、同日処置中に破裂し、緊急でシャント閉鎖術を施行した。【結語】以前感染したボタンホールを穿刺したことでシャント感染し、瘤を形成した症例を経験した。

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