演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

グラフト感染に化膿性脊椎炎を合併した一例

演題番号 : P-1-538

只野 裕己:1、齋藤 快児:1、石川 洋三:1、中沢 大悟:1、宮本 兼玄:1、山村 剛:1

1:国立病院機構 北海道医療センター 腎臓内科

 

【症例】65歳女性。糖尿病性腎症による慢性腎不全で近医にて維持透析中。2013年8月、左前腕グラフトの感染が疑われ、抗生剤投与されていたが、同年9月2日より発熱、炎症反応の上昇、腰背部痛がみられるようになり、徐々に下半身麻痺が出現。化膿性脊椎炎が疑われ、当院整形外科に入院し、胸椎椎弓切除術を施行。グラフト感染からの播種による化膿性脊椎炎を疑い、抜去も考慮したが、グラフト周囲に発赤・腫脹なく、保存的に抗生剤での加療を継続したが、炎症反応高値は持続し、9月25日に施行した造影CT検査でグラフト部位に感染の持続が示唆されたため、転院のうえグラフト抜去となった。
【考察】グラフト感染は早期での診断に難渋する事も多く、そのため重症化する事も多い。本症例も当初、確診がつかなかったが、造影CT検査で診断がつき、グラフト抜去に至った。グラフト感染が疑われる場合、早期の造影CT検査が早期診断に有用であると思われる。

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