演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析シャント感染症から持続的MRSA菌血症を認め病理解剖を行った一例

演題番号 : P-1-534

熊原 加奈:1、後藤 公彦:2、大西 紗映子:1、岩成 祥夫:1、辻本 康:1、山本 耕治郎:1、田中 麻理:1、竹岡 浩也:1

1:兵庫県立尼崎病院 腎臓内科、2:高槻病院 腎臓内科

 

【症例】89歳男性, 原因不明の末期腎不全にて4年前に血液透析導入となった. 1週間程前より頚部痛が出現, 透析中に高熱, SpO2の低下, 採血にてWBC 10,600 /μl, CRP 10 mg/dlと炎症反応の上昇を認め当院に緊急搬送された. 内シャントに発赤・圧痛を認め, シャント感染症と診断し血管除去術を施行した. 血液培養検査2setからMRSAが検出され, 抗菌薬による加療を開始するもMRSA菌血症は持続した. 第11病日に死亡確認, 病理解剖では全身に膿瘍形成が認められた.
【考察】血液透析患者は一般に免疫抑制状態とされ, シャント穿刺時の感染も少なくない. 本症例は適切な抗菌薬加療に抵抗性のMRSA菌血症を認め, 病理解剖により感染巣の検索を行った一例として文献的考察も含め報告する.

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