演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

早期血漿交換が奏功したアロプリノールによるTEN型薬疹の一例

演題番号 : P-1-438

中野 麻里絵:1、藤井 照大:1、眞部 俊:1、小島 智亜里:1、波多野 道康:1、高野 哲郎:2、金子 聡:2

1:横浜労災病院 腎臓内科、2:横浜労災病院 皮膚科

 

【症例】56歳男性. 痛風の診断でアロプリノールの内服を開始し14日目に発熱, 全身の皮疹, 水泡が出現したためStevens-Johnson症候群の疑いで緊急搬送され当院皮膚科へ入院した. 搬送時低蛋白血症, 肺水腫に伴う呼吸不全, 軽度の肝機能障害を認めた. 顔面, 結膜, 口腔内の表皮剥離があり入院当日よりメチルプレドニゾロン500mg/日が投与されたが, 翌日には全身性の表皮剥離を来たし中毒性表皮壊死症(TEN)と診断されメチルプレドニゾロン1000mg/日投与, 血漿交換療法(FFP 3600ml)を開始した. 連日の血漿交換と3日間のステロイドパルス療法にて徐々に症状は改善し第5病日より経口プレドニゾロン60mg/日の内服を開始し以後漸減した. 血漿交換は計8回施行し新たな表皮剥離なく上皮化が促進され, 後遺症なく退院した.
【まとめ】TENは敗血症や播種性血管内凝固などを発症し死亡率の高い病態である. 早期に血漿交換を行うことで上皮化を促進させ全身状態の改善が得られた一例を経験したので報告する.

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