演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

治療抵抗性抗GAD抗体陽性小脳失調症に単純血漿交換療法が奏功した一例

演題番号 : P-1-435

加納 弓月:1、赤木 滋:1、研井 有紀:1、古城 昭一郎:1、宮脇 義亜:1、松浦 喜明:1、六車 一樹:2

1:広島市民病院 内科、2:広島市民病院 神経内科

 

【症例】46歳男性。2011年ふらつきのため当院神経内科入院となり抗GAD抗体陽性、小脳の萎縮と血流量低下を認めた。抗GAD抗体陽性小脳失調症と診断、ステロイドパルス療法を施行された。その際初めて高血糖を指摘され1型糖尿病との診断で、強化インスリン療法を開始された。症状は改善したが、2013年に再発しステロイドパルス療法やIVIG療法を施行されるも症状の改善は見られなかった。
【方法】単純血漿交換療法(PE05、処理量2L)を週2回・4回施行した。
【結果】ICARS (InternationalCooperativeAtaxiaRatingScale)は治療前に比べ,32点から28点と軽度だが改善を認めた。特に歩行は自覚的,他覚的にも安定性・スピードの改善が見られた。また抗GAD抗体価も45U/Lから13U/Lと改善を認めた。
【結論】ステロイド療法・IVIG療法無効の抗GAD抗体陽性小脳失調症症例に対し,単純血漿交換療法を施行し改善を認めた一例を経験したので,若干の文献的考察を踏まえ報告する。

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