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開催回
第59回・2014年・神戸
 

Mitomycin Cによる血栓性微小血管障害症をきたした一例

演題番号 : P-1-433

梅根 隆介:1、西野 友哉:1、久原 拓哉:1、北村 峰昭:1、北村 里子:2、山下 裕:2、廣瀬 弥幸:1、浦松 正:1、小畑 陽子:1、錦戸 雅春:2、河野 茂:1

1:長崎大学病院 第二内科、2:長崎大学病院 血液浄化療法部

 

【症例】52歳女性。20**年5月に子宮頸癌に対して単純子宮全摘術+両側付属器切除術施行し、同年6月よりMitomycin C(MMC)+イリノテカン塩酸塩による化学療法を開始した。10月末の7コース目終了後より腎機能障害を認め、12月にはCr 2.15mg/dLまで増悪し、当科入院となった。入院時検査でクームス試験陰性の溶血性貧血や血小板減少、破砕赤血球を認めた。ADAMTS13活性の低下や抗ADAMTS13抗体は認めず消化器症状も認めないことから、血栓性血小板減少性紫斑病や溶血性尿毒症症候群は否定的で、腎機能障害の原因としてMMC による血栓性微小血管障害症(TMA)が疑われた。血漿交換やステロイド内服(PSL 40mg/day)、ヘパリン及びプロスタグランジンE1製剤による治療を行い、腎機能や溶血性貧血、血小板数の改善を認めた。
【まとめ】MMCによるTMAをきたした症例に対し、血漿交換を含めた治療が奏効した一例を経験したので、文献的考察も加え報告する。

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