演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

犬咬傷によるCapnocytophaga canimorsus感染でTTP/HUSを合併し、PEにより救命し得た1例

演題番号 : P-1-430

浅沼 敬一郎:1、山本 多恵:2、宮崎 真理子:2

1:東北大学病院 高度救命救急センター、2:東北大学病院 血液浄化療法部

 

Capnocytophaga canimorsusは犬咬傷後の敗血症として重要であるが、今回本感染にTTP/HUSを合併し、CHDF、PE、HDを行った症例を経験したため報告する。【症例】61歳、男性。1週間前、飼い犬に噛まれた左小指が感染し、40℃に発熱。前医へ入院するが、DICとAKIが増悪し当院へ紹介。来院時、意識清明、体温 37.4℃。採血でWBC 11700、Plt 3000、CRP 40.3、PCT 315.8、PT-INR 1.15、FDP 98.2、BUN 100、Cre 6.54であった。入院後、CHDFを開始。抗生剤はMEPM+MINO+ABPC併用。血小板低値で連日血小板輸血を施行。しかし、呼吸不全が出現し、入院後3日目に気管挿管。経過からTTP/HUSを疑い、PE(FFP40単位)を4日連続で施行した後より血小板数が上昇傾向となる。12日目までCHDF、13日目より週3回のHDに移行し、24日目でHDを離脱した。【結論】犬咬傷によるCapnocytophaga感染の多臓器不全では死亡率も高く、TTP/HUS合併は数例の報告のみである。今回4日連続のPEを含む3種類の血液浄化療法を行うことで、救命することができた。

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