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開催回
第59回・2014年・神戸
 

急性腎不全を合併した難治性微小変化型ネフローゼ症候群にLDLアフェレーシスが奏効した一例

演題番号 : P-1-427

能木場 宏彦:1、原 正樹:1、森戸 卓:1、岩佐 悠子:1、土谷 健:2、新田 孝作:2、安藤 稔:2

1:東京都立駒込病院 腎臓内科、2:東京女子医科大学 第4内科

 

【症例】24歳女性。11歳時に微小変化型ネフローゼ症候群を発症。以降、再発・寛解を繰り返し、2009年から、プレドニン+ネオーラルで治療していたが、2010年急性腎不全(血清Cr 1.8mg/dl)を併発。再生検で巣状硬化症、シクロスポリン腎症は否定されたが、難治性のため、メドロール+プログラフ治療に変更し、経過観察されていた。2012年5月当院へ転医したが、10月に乏尿性急性腎不全を併発。入院時、尿量200ml/日、尿蛋白18 g/日、血清アルブミン1.6 g/dl、血清Cr4.8mg/dl、LDL-C259mg/dlであった。透析拒否があり、末梢静脈を用いた、LDL吸着療法(LDL-A)を開始(血漿処理量3L)。3回目のLDL-A後より尿量増加(2000ml/日)、尿蛋白減少(1.4g/日)、血清Cr低下(0.6mg/dl)、血清アルブミン上昇(3.2g/dl)を認め、不完全寛解した。
【考察】小児期発症の難治性微小変化型ネフローゼ症候群に乏尿性急性腎不全を合併したが、LDL-Aが奏効し、透析導入を回避できた症例である。

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