演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

LDLアフェレーシスを施行中に肺結核を発症したステロイド抵抗性ネフローゼ症候群の一例

演題番号 : P-1-426

冨田 彩:1、三原 悠:1、藤井 敦子:1、足立 孝臣:1、亀崎 通嗣:1、小牧 和美:1、塩津 弥生:1、石田 真美:1、玉垣 圭一:1

1:京都府立医科大学附属病院 腎臓内科

 

【症例】50代男性
【病歴】2週間前から全身浮腫が進行し,近医を受診した.ネフローゼ症候群の診断で当科入院となった.
【経過】腎生検で巣状分節性糸球体硬化症と診断し,プレドニゾロン1mg/kg/日を開始した.治療反応性に乏しく,ステロイドパルス療法3クールを追加し,シクロスポリンを一時併用,さらにLDLアフェレーシスを12クール行ったが,高度の蛋白尿は持続した.第80病日頃より炎症反応の微増を認め,胸部CTで両肺上葉に散在性の結節影が出現し,喀痰塗抹染色検査・PCR法により肺結核と診断した.
【考察】近年,強力な免疫抑制療法の前に,潜在性結核感染症(LTBI)のスクリーニングを行うことが推奨されている.本症例では治療前に画像検索によるLTBIの除外を行っていたが,強力な免疫抑制により顕在化した可能性は否定できない.免疫抑制療法を行う際には画像検索のみならず血清学的なLTBIのスクリーニングが必要であると考えた.

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