演題情報

ポスター

開催回
第59回・2014年・神戸
 

ステロイド療法とLDL吸着療法が著効したコレステロール塞栓症の一例

演題番号 : P-1-421

根本 佳和:1、古西 純子:1、井上 玲子:1、久保 英二:1、上田 修子:1、島田 勝:1、冨丘 聡:1、兒島 憲一郎:1、藤垣 嘉秀:1、内田 俊也:1

1:帝京大学医学部附属病院 腎センター

 

81歳男性。70歳頃COPD、高血圧、脂質異常症、慢性腎不全を指摘。3か月前に肺炎、COPD増悪にて他院入院。狭心症状も認めCAG施行するも有意狭窄なし。Cr3.0mg/dl程度であった。退院後1か月以内に足趾の疼痛出現。呼吸困難にて当院に救急搬送。大動脈弁閉鎖不全による心不全と診断され利尿薬にて軽快。入院時より右4趾、左5趾の黒色化と激しい疼痛、両足底に網状皮斑、好酸球増加、Cr3.86mg/dlを認め、足趾皮膚生検でコレステロール塞栓症と診断。プレドニン30mg/日さらにLDL吸着を開始。疼痛は速やかに消失し皮膚所見の改善を認めた。治療開始時Cr8.26mg/dlが4週後4.5mg/dlとなった。コレステロール塞栓症に対しステロイドとLDL吸着療法が足趾に対し著効し、腎機能低下の進展抑制も認めた。コレステロール塞栓症に対する治療法は確立しておらず今後の検討が必要と考えられる。

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