演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

LDLアフェレーシスが奏効したコレステロール塞栓症の一例

演題番号 : P-1-420

松岡 佑季:1、佐賀 信之:1、大田 南欧美:1、木村 良紀:1、中田 裕人:1、和泉 雅章:1、白記 達也:2、飯田 修:2、植松 正朗:2、木村 慶:3、賀川 義規:3、向坂 英樹:3、加藤 健志:3、中塚 伸一:4

1:関西労災病院 腎臓内科、2:関西労災病院 循環器内科、3:関西労災病院 外科、4:関西労災病院 病理科

 

【症例】70歳男性.下肢閉塞性動脈硬化症に対するカテーテル治療後にコレステロール塞栓症を発症した.ステロイドが奏効せず,腎機能低下による浮腫が出現,下肢病変も増悪した.経過中にコレステロール塞栓による腸管壊死を来し,人工肛門増設術後,維持透析導入となった.導入後も下腿の疼痛は強く,腹痛も見られたためLDLアフェレーシスを施行した.2回施行後,血清Crと炎症反応が低下し,腹痛は消失した.
【考察】コレステロール塞栓症は,ステロイド内服以外に確立された治療法がない.本症例では血清LDLはスタチンで低下していたが,アフェレーシス後,腹部症状・腎機能の改善を認めた.LDLアフェレーシスは,血清LDLの低下以外にも血管拡張作用や血管内皮機能の改善効果があり,維持透析導入後でも下腿の疼痛や腹部症状が続きステロイド減量が困難な症例では試みる価値がある.

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