ポスター
|
||
当院におけるフットケアの取り組み 演題番号 : P-1-346 岩脇 文恵:1、坂上 恭司:1、高橋 徹:1、吉村 一宏:2、椿原 美治:3 1:双葉クリニック、2:近畿大学医学部附属病院 泌尿器科、3:大阪大学大学院医学系研究科腎疾患統合医療学寄付講座
【目的】DM性腎症や高齢患者の増加にともない、重症下肢病変の予防のためフットケアプログラムを開始し、その有用性と課題を検討した。
【方法】当院独自のフットチェックシートを作成し月1回、項目に沿って観察・記録を行った。 【結果】保清不足や間違った爪切りなどが見られ、フットケアに無関心な患者が大半であり、足・爪白癬の新規発見例も多く認められた。本プログラムによるスキンケアなどの指導の効果を実感する患者が多い反面、低リスク者では変化が少なく徐々に関心が薄らぎ、高リスク者は人任せ的な傾向にあり、関心を継続させる困難さと、スタッフの経験不足を痛感した。一方、他院の専門外来を受診した患者は増加した。 【結論】定期的なフットケアプログラムにより患者自身の足に関心を向けるきっかけとなった。また、異常の早期発見に繋がり、専門医への紹介が可能となった。スタッフ教育を充実し、フットケアの向上と共にセルフケア指導プログラムの作成の必要性を実感した。 |
||
|