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開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析患者における血清尿酸値と予後の検討

演題番号 : P-1-274

伊藤 建二:1、安部 泰弘:1、安野 哲彦:1、笹冨 佳江:1、井福 正和:1、田代 学:1、安永 智恵:1、吉田 昭男:2、中村 享代:2、中島 衡:1

1:福岡大学病院 腎臓・膠原病内科、2:三光クリニック

 

【目的】透析患者において、血清尿酸値が生命予後および心血管疾患(CVD)死亡に与える影響を検討する。
【方法】対象は、2008年12月に当院および関連医院において外来血液透析を施行していた111名(男77名、女34名、平均年齢65.1±12.8歳)。5年間観察中の死亡もしくはCVD死亡を転帰とし、2008年12月時点の患者背景と透析前後の尿酸値を含む血液検査値との関係を後ろ向きに検討した。
【結果】死亡群と生存群の比較では、死亡群で有意に年齢が高く、CRPが高値であった。また、死亡群では透析後の尿酸値が高い傾向にあった(2.10±0.47 vs. 1.91±0.53、p=0.072)。多変量解析では高齢(66歳以上、OR3.7)、CRP高値(0.4以上、OR4.4)のみが関与した。また、CVD死亡を転帰とすると、CVD死亡群では有意に男性が多く、CRP高値であった。多変量解析ではCRP高値(0.4以上、OR4.4)のみが関与した。
【結論】本検討において、透析前後の尿酸値と死亡およびCVD死亡の間に明らかな関連はなかった。

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