演題情報

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開催回
第59回・2014年・神戸
 

Ca非含有吸着ポリマーが惹起したと思われるVit.A欠乏性夜盲の2例

演題番号 : P-1-271

島尻 艶子:1、宮城 綾乃:1、下地 陽子:1、小田口 尚幸:1、仲里 聰:1、下地 貴子:2

1:ちばなクリニック 内科、2:ちばなクリニック 眼科

 

【目的】維持透析患者でCa非含有吸着ポリマーが惹起したと思われるVit.A欠乏性夜盲2例を報告する
【症例1】50歳男性 原疾患;慢性腎炎 身体所見;BMI31.9
経過;H24年夏から夜間の視力低下、翌年春から日中暗所での視野狭窄自覚。眼底、頭部MRI検査は正常、採血で持続する低LDL-Cho血症を認めた。網膜電位図検査(ERG)でb波の振幅低下と、Vit.A低値からVit.A欠乏症と診断し、パンビタン末内服で症状は軽快した
【症例2】65歳女性 原疾患;多発性嚢胞腎 身体所見;BMI25.9 経過;H25年夏夜間の眼の霞を自覚。LDL-Cho低値あるも栄養障害なし。眼底正常。ERG検査と採血からVit.A欠乏症と診断し補充療法3日で症状は改善した
【考察】透析患者でのVit.A欠乏症の報告は、長期間の胆汁ドレナージ例と、塩酸セベラマーで惹起された例がある。胆汁酸がミセル化した脂質の吸収を担う為、胆汁酸の欠乏や吸収阻害があればVit.A欠乏は起き得る。本症例もP吸着薬の胆汁酸吸収抑制作用によって誘起されたと思われた

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