演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析患者に発症したRefeeding症候群の1例

演題番号 : O-1173

清水 保臣:1、長沼 俊秀:1、任 起弘:1、岡村 太裕:1、行松 直:1、武本 佳昭:1、仲谷 達也:1

1:大阪市立大学医学部附属病院 人工腎部透析室

 

【症例】80歳代女性。腎硬化症にて、6年前に血液透析導入。脳梗塞後後遺症のため透析施設に入院中であった。今回、人工血管の感染のため当院紹介され、手術のため緊急入院となった。入院時、身長153cm、DW42.0kg、BMI17.9、TP6.2g/dl、Alb2.0g/dl、Na134mEq/L、K3.9mEq/L、Cl104mEq/L、Ca7.7mg/dl、P3.2mg/dlであった。入院時より食が細く、創傷治癒の遅延も懸念され、入院後第3病日に高カロリー輸液を開始した。高カロリー輸液開始2日後の朝の採血で高度の低P血症(P0.7mg/dl)を認めたためリン酸ナトリウム補正液の点滴静注を施行した。4日後の採血でP0.4mg/dlと更に低下、意識レベルの低下、食思不振を認めたため、高カロリー輸液を中止、リン酸ナトリウム補正液の点滴静注に加え、Vit.Dの内服、脂肪乳剤の点滴を開始した。翌日のP1.1mg/dl、翌々日にはP3.3mg/dlと回復し、レベルも徐々に回復した。透析患者への高カロリー輸液を契機に急激に発症したRefeeding症候群の病態と考えられた。

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