演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析症例における栄養障害と血清アクチビン濃度との関連

演題番号 : O-1170

長井 美穂:1、平山 浩一:2、松永 恒明:1、金子 洋子:1、多留 賀功:1、石津 隆:1、小林 正貴:3、小山 哲夫:1

1:つくばセントラル病院 腎臓内科、2:成田赤十字病院 腎臓内科、3:東京医科大学茨城医療センター 内科

 

【目的】骨格筋から産生されるミオスタチンがアクチビン(Activin: ACV)受容体に作用して筋肉量を負に制御することによりProtein-Energy Wasting(PEW)に関与していることが報告されている。しかしACV自体のPEWにおける関与は明らかではない。今回、血液透析(HD)症例の栄養障害とACVの関連を検討した。
【対象および方法】外来維持HD 60症例と慢性腎臓病(CKD)Stage III以下20症例(Cr 0.59-1.94 mg/dL)を対象とし、ELISA法にて血清ACV濃度を測定し、各種臨床指標との関連を検討した。
【結果】HD症例における血清ACV濃度(1022.5±576.1 pg/dL)はCKD症例(404.2±284.2 pg/dL)に比して有意な高値を認めた(P<0.001)。また、HD症例において、血清ACV濃度と透析歴および血清CRP値との間に正の、血清Alb濃度およびGNRIとの間に負の相関関係が認められた。
【結論】血清ACV濃度はHD症例で高値であり、PEWに関与している可能性が示唆された。

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