演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

HD患者におけるNT-proBNPと体構成成分との関係

演題番号 : O-1169

池田 美紗:1、本田 浩一:1、緒方 浩顕:2、小岩 文彦:3、宍戸 寛治:4、衣笠 えり子:2、柴田 孝則:1

1:昭和大学 医学部内科学講座腎臓内科学部門、2:昭和大学横浜市北部病院 内科、3:昭和大学藤が丘病院 腎臓内科、4:川崎クリニック

 

【目的】NT-proBNPはHD患者の栄養障害と関係することが報告されている。本研究では体構成成分とNT-proBNPの関係を検討する。【方法】HD患者240名を対象に観察開始時に透析前採血で高感度CRP,IL-6,アディポネクチン(ADN),NT-proBNPを測定し,栄養状態と心機能はGNRI,SGAと心エコーで評価した。体構成成分は観察開始時と1年後にDEXAで計測し,栄養障害関連因子との関係を縦断的に解析した。【結果】観察開始時の体脂肪量は高感度CRP,IL-6,GNRIと正に,ADP,NT-proBNPと負に相関した。筋肉量はGNRIと正に,ADN,NT-proBNPと負に相関した。年間の体脂肪変化量と関連する因子は認めなかったが,年間の筋肉量減少はNT-proBNPとのみ関係し,LVMI,EFあるいはLVDdを含む交絡因子で補正した多変量解析でもNT-proBNPは筋肉量減少の有意な関連因子であった。【結論】HD患者のNT-proBNP上昇は左心機能とは独立した栄養障害,サルコペニアの予測因子であることが示唆された。

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