演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

献腎移植登録患者の定期受診率向上を目指した取り組み

演題番号 : O-1149

三浦 清世美:1、小松 智徳:2、絹川 常郎:2

1:中京病院 腎臓病センター、2:中京病院 泌尿器科

 

【目的と方法】献腎移植情報発生時,迅速に対応するためには,定期的な移植希望施設への受診が必要である.ニーズ調査,受診案内の送付,学習会や個別面談,透析施設への受診サポート依頼など受診率向上のための取り組みを報告する.
【結果】2011年,献腎移植登録患者(以下,登録患者)の受診率は29.1%であった.登録患者117 名を対象に行ったアンケートでは,学習会に参加していない人が8割を超え,約3割が移植に関する相談者がいないと答えていた.学習会参加者の満足度は高く,献腎移植者の体験談が好評だった.コーディネーターとの面談では知識不足や誤解による不安,透析医や仲間への遠慮,あきらめや期待など複雑な思いが聞かれた.2013年,透析施設の協力を得た結果,待機年数10年以上の登録患者の受診率は94.9%であった.
【まとめ】安全な献腎移植の実施には定期受診の徹底が重要であり,待機中の自己管理指導や精神的サポートは登録患者・家族の不安の軽減につながる.学習会の開催,透析施設との連携,ハイリスク患者の個別面談の継続は必要である.

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