演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

移植前抗ドナー抗体陽性症例における腎移植の検討

演題番号 : O-1146

村上 徹:1、添野 真嗣:1、小川 勇一:1、三木 克幸:1、甲斐 耕太郎:1、三宮 彰仁:1、北島 久視子:1、岩藤 和広:1、小山 一郎:1、中島 一朗:1、渕之上 昌平:1

1:東京女子医科大学 腎臓外科

 

はじめに)当科における腎移植前抗ドナー抗体(DSA)陽性患者の移植後の経過について検討する。症例・方法)移植前にDSAが陽性であった生体腎移植症例35例。男性13例、女性22例、平均年齢51.0歳(10~65歳)。35例中25例(71%)に移植に先立ち1か月前よりMMF tacrolimusを減感作療法として投薬し、移植前抗体除去を目的としてDFPPを行い、移植4日前に抗CD20抗体を投与した。結果・考察)12例にAMRを発症した。AMRは治療に反応し非発症例と比較し生着率に差は認めなかったが、観察期間中での移植腎機能は発症例で有意に低下していた。AMR発症群では11例(91%)が女性でそのうち10例は夫がドナーであり発症のリスクファクターとなった。またAMR発症12例中6例(50%)は減感作療法が施行されておらず、非発症例の14%と比較し有意に多く、AMR防止のための移植前よりの減感作療法は必要であると考えられた。

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