演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

腎移植患者における移植後悪性腫瘍についての検討

演題番号 : O-1137

小松 智徳:1、辻 克和:1、加藤 隆:1、佐野 優太:1、坂元 史稔:1、石田 昇平:1、木村 亨:1、絹川 常郎:1

1:中京病院 泌尿器科

 

【目的と方法】免疫抑制剤の進歩により腎移植後の生着率や生存率は向上している.しかし,一方で透析期間の長期化,免疫抑制療法,ウイルス感染などの影響により悪性腫瘍の発生頻度が高い.そこで1973年から2013年までに当院にて施行した腎移植541例(生体372例,献腎169例)の悪性腫瘍発症状況について臨床検討を行った.【結果】悪性腫瘍の発生は,生体腎移植群(以下,LD群)37例(10.0%),献腎移植群(以下,CD群)23例(13.6%),計60例(11.1%)に認められた.移植時の年齢はLD群31.3歳(7~61 歳),CD群44.4歳(23~66歳),発症年齢はLD群44.2歳(10~82歳),CD群54.7歳(27~69歳)であり,発症までの平均期間は13.8年であった.5例が重複癌で,胃癌7例,皮膚癌7例 ,子宮癌7例,肝癌6例,腎癌5例が上位を占めており,移植から発症までの平均期間はすべて10年を超えていた.16例が透析再導入後に診断されていた. 【まとめ】腎移植後に悪性腫瘍を発症した症例を59例認め,腎移植後のスクリーニングの 重要性を再認識した.

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