演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

移植施設から見た腎移植待機患者の現状

演題番号 : O-1135

小崎 浩一:1、湯沢 賢治:1、飯沼 昌宏:2、市村 靖:2、河田 真子:2

1:水戸医療センター 移植外科、2:水戸医療センター 泌尿器科

 

【目的】わが国の献腎移植待機期間は平均17年で腎移植(RTx)時に合併症を伴っていることも多い。わが県では透析施設・患者への啓発不足から、RTx希望者の術前検査と患者の理解が不十分なため術前検査で様々な問題が見つかりRTxを断念あるいはRTxにより却ってQOLを低下させ(high risk患者:HRP)、死亡することもある。当院の現状を報告する。
【対象】RTx断念例:献腎移植(CRTx);術前造影CTで自己腎腫瘍:2例、肝硬変1例、術前検査終了後辞退1例。生体腎移植(LRTx);RTx前心筋梗塞2例、術前造影CTで自己腎腫瘍1例。
HRP:CRTx;術前検査で自己腎腫瘤あるも、患者の強い希望でRTx。術後自己腎摘出し腎癌、その後対側自己腎に腎癌1例。未治療HCVで肝炎・移植腎HCV関連腎炎(MPGN)発症1例、廃用症候群から死亡1例。RTx後動脈硬化で四肢切断1例。LRTx;未治療HCVで肝炎・MPGN発症1例、自閉症でnoncompliance、術後糖尿病重症化2例、1例は下肢切断後死亡。 
【結論】RTxをより良い腎代替療法とするには、RTx希望患者と透析施設への啓発が重要である。

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