演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

腎移植後ステロイド早期離脱症例の長期予後の検討

演題番号 : O-1133

岩藤 和広:1、甲斐 耕太郎:1、三宮 彰仁:1、村上 徹:1、小山 一郎:1、北島 久美子:1、中島 一朗:1、渕之上 昌平:1

1:東京女子医科大学 腎臓外科

 

【目的】2002年より開始した腎移植後の早期Steroid離脱プロトコールの長期予後を検討した。【方法】2002~2007年の移植症例より、移植後1~5年の平均Cr値が2.0mg/dl以下の症例において、2010年までのSteroid総内服量が≦100mgのA群(離脱群n=80)と≧100mgのB群(投与群n=199)に分け、腎機能、脂質代謝、尿蛋白等を検討した。【結果】処方量の平均観察期間は5.0±1.8年。A群vsB群のSteroid総投与量は、33.5±17.4mgvs4662±2850mgで、B群の一日平均投与量は2.67±1.44mgだった。8年後の両群の平均Cr(mg/dl)は1.24±0.29vs1.58±0.47(p<0.01)。TG(mg/dl)は122±63vs126±50(p=0.728)。TC(mg/dl)は188±32vs200±35(p<0.01)。尿蛋白定性は0.48±0.64vs0.75±0.65(p<0.01)。【考察】投与群の一日平均ステロイド内服量は2.67mgであったが、総投与量は4662mgにのぼった。離脱群の平均Cr値は1.2mg/dl前後で、安定した腎機能が長期間保たれていた。また同群では総コレステロール値と尿蛋白が有意に低かった。

前へ戻る