演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析患者の標準化蛋白異化率と歩行能力の関係

演題番号 : O-1099

原田 愛永:1、重松 佑香:2、松沢 良太:1、阿部 義史:1、米木 慶:1、高木 裕:3、吉田 煦:3、松永 篤彦:1

1:北里大学大学院医療系研究科、2:北里大学医療衛生学部、3:さがみ循環器クリニック

 

【目的】米国では、血液透析(HD)患者の標準化蛋白異化率(nPCR)が歩行能力の低下に影響するといわれている。しかし、患者背景が異なる本邦のHD患者においても、この関係が認められるかは不明である。そこで、本邦のHD患者におけるnPCRと歩行能力の関係を改めて検討した。
【方法】外来HD患者114名(64±11歳)を対象とし、背景因子(年齢、性別、body mass index、透析期間、併存疾患の有無、喫煙歴の有無、P、AlbおよびHb)、nPCRおよび歩行能力の指標として10m最大歩行速度(歩行速度)を調査した。nPCRが歩行速度に及ぼす影響を明らかにするため、従属変数を歩行速度、独立変数を背景因子およびnPCRとした重回帰分析を行った。
【結果】歩行速度を規定する因子として、Alb(β=0.280、P<0.01)、Hb(β=0.224、P<0.01)およびnPCR(β=0.198、P<0.05)が抽出された。
【結論】本邦のHD患者において、nPCRは患者背景を考慮しても歩行能力の低下に影響を及ぼす。

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