演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

血液透析中における血糖値の推移の検討

演題番号 : O-1020

津田 圭一:1、元木 康裕:1、玉井 龍輝:1、坂口 智美:1、山田 隆裕:1、室市 秀久:1、堀米 慎吾:1、吉原 克則:1、大橋 靖:2、相川 厚:2、酒井 謙:2

1:東邦大学医療センター大森病院 臨床工学部、2:東邦大学医療センター大森病院 腎センター 人工透析室

 

【目的】血液透析中および終了時に血糖値が透析液糖濃度を下回ることが確認される。ブドウ糖はインスリンと共に細胞内に取り込まれるため、細胞内外バランスも問題となる。今回、実際の血液透析治療中の血糖値の推移を観察したので報告する。
【方法】血液透析施行中の入院患者4名に対し、治療前、2時間後、3時間後の透析器出入口の血糖値、透析液糖濃度を経時的に測定し、血糖値の推移の検討をおこなった。
【結果】透析器内での血液と透析液による拡散の効果は十分であるが、血糖値の経時的な推移は開始時111、2時間後114、3時間後117mg/dlであり、透析液糖濃度組成値150mg/dlには達しなかった。透析器前後の血糖値は入口に比し出口で20%の増加を認め、透析液前後では4%の減少が認められた。
【結語】現行の透析液糖濃度(150mg/dl)は、低栄養の入院透析患者の低血糖防止に成り得ない可能性もあると考えられた。

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