演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析液変更によるCa, P代謝への影響

演題番号 : O-1010

斉藤 賀茂:1、野田 裕美:2、村田 智昭:1、平本 真耶:1、信澤 正美:1、佐藤 恵子:2、土肥 まゆみ:2、千田 佳子:1

1:中野クリニック、2:中野総合病院

 

【目的】当院では2012年に透析液Ca濃度を3.0mEq/Lから2.75mEq/Lへ変更した。なお重炭酸Naは30mEq/Lとなるように調整した。透析液変更によるCa,P代謝への影響を検討する。
【方法】当院で透析歴3年以上の維持透析患者のうち塩酸シナカルセトを投与されていない67人を対象とし透析液変更前と変更14ヵ月後各3ヶ月間の値を比較する。
【結果】透析液変更により補正Caは透析前値は変化なかったが透析後値は有意な低下を認めた(10.2±0.51から9.63±0.45mg/dL;p<0.01)。透析前後のCa変動も有意に減少した。Pは透析後値のみ低下した(2.56±0.58から2.40±0.67mg/dL;p<0.01)。Alpは有意な変化を認めなかったが、iPTHは183±143から249±222へ上昇した。HCO3-は透析後値のみ有意な低下を認めた(26.3±1.03から25.7±1.20mmol/L;p<0.01)。
【考察】Ca, Pの透析後値は低下しCa変動も緩除になることによりCa補正はより良くなったと考えられる。しかしiPTHは上昇し骨代謝への有用性の評価は引き続き検討を要する。

前へ戻る