演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析液組成が血清intact-PTH濃度におよぼす影響

演題番号 : O-1009

久野 勉:1、小野寺 滋子:1、柴田 美樹:1、海老野 慧:1、尾竹 薫:1

1:池袋久野クリニック

 

【目的】透析液実測イオン化Ca濃度(Di-Ca)と、患者血清intact-PTH(iPTH)の関係を検討する。【方法】透析液Ca濃度が3.0mEq/Lのクエン酸加無酢酸透析液(D-Ca3.0)とCa濃度が2.75mEq/Lの酢酸含有透析液(D-Ca2.75)をクロスオーバー方式にて使用、この間その他の透析条件、リン吸着薬、活性型VtD製剤等の併用薬の変更が一切なかった29例を抽出し、透析液変更前2週間と変更後8週間のiPTH、血清Ca,Pi値を評価した。Di-Ca,Na,Kはイオン電極法にて毎透析時に測定した。【成績】透析液Na、K、浸透圧の実測値は両者で有意差はなく、Di-CaはD-Ca3.0で平均1.06mmol/Lに対しD-Ca2.75では1.22mmol/Lと有意(p<0.01)に高値であった。血清CaはD-Ca3.0期間9.3±0.6、D-Ca2.75変更後9.4±0.7mg/dLで有意差はなく、iPTHは変更前260±184に対し、変更後211±174pg/mLと有意(p<0.01)に低値、血清Piは変更前6.4±1.4、変更後6.0±1.1mg/dLであった。【結論】D-Ca2.75はDi-CaがD-Ca3.0より有意に高く理論値との逆転を認め、この結果iPTHが低値となったと推察された。

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