演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

透析前血清Ca濃度3分位毎の透析液Ca濃度と心血管イベント、骨折との関連(透析医学会統計調査公募研究)

演題番号 : O-1008

末田 伸一:1、尾形 聡:2、橋本 整司:2、椿原 美治:2、井関 邦敏:2、濱野 高行:3、田川 美穂:4

1:名古屋第二赤十字病院 腎臓病総合医療センター、2:(社)日本透析医学会統計調査委員会・解析小委員会、3:大阪大学医学部附属病院 血液浄化部、4:京都桂病院 腎臓内科

 

【目的】透析前血清Ca濃度別に透析液Ca濃度が心血管イベント、骨折に与える影響を検討する。
【方法】2008-2009年度透析医学会統計調査データから、記載不備を除いた維持透析患者(N=74,243)が対象。透析前補正Ca濃度を3分位に分け、各群で高Ca濃度透析液(Ca濃度>2.5mEq/L)の使用を予測因子とし、心筋梗塞、脳出血、脳梗塞、四肢切断、大腿骨頸部骨折の新規発症に対し、多重ロジスティック回帰モデルにて解析した。
【結果】高Ca濃度透析液の使用は心筋梗塞の新規発症に対し全群で有意な関連を示さなかった(第1三分位OR 1.00[95%CI:0.85-1.18], 第2三分位OR 0.913[95%CI:0.77-1.08], 第3三分位OR 1.054[95%CI:0.86-1.29])。同様に他疾患に対しても有意な関連を認めなかった。
【結論】透析前血清Ca濃度に関わらず透析液Ca濃度は心血管イベント、骨折の予測因子では無かった。

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