演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

維持透析中にMycobacterium avium complex感染による反応性関節炎を発症した1例

演題番号 : O-0983

住田 鋼一:1、塚原 珠里:1、笠原 優人:1、山口 通雅:1、原田 幸児:1

1:音羽病院 腎臓内科リウマチ科

 

【症例】74歳、女性【主訴】多発関節痛【既往歴】60歳 高血圧、70歳 慢性腎臓病、71歳 肺結核、カリニ肺炎、72歳 血液透析導入【現病歴】2012年末頃に両手指・両足趾関節に発赤腫脹を伴う疼痛を自覚した。NSAIDが処方されたが、軽快せず当科に紹介された。リウマチ因子と抗CCP抗体は陰性だったが、CRP 6.60 mg/dlと上昇し、手指レ線で骨びらんがあり関節リウマチ(RA)と診断された。プレドニゾロン 10 mg/日を開始したが症状の改善なく、心嚢液貯留と肺門部リンパ節腫大を認め、精査目的で当科に入院した。【入院後経過】左股関節にガリウムシンチグラムで異常集積と単純MRIで液体貯留を認めた。関節穿刺を施行し、穿刺液PCRからMycobacterium avium complex(MAC)が同定され、MACによる左股関節炎と反応性関節炎の合併が示唆された。抗生物質開始後、股関節炎と多発関節炎共に改善が認められた。【まとめ】今回、我々は維持透析中にMACによる反応性関節炎を合併したRAの1例を経験したので、文献的な考察を加え報告する。

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