演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

結核性脾膿瘍の1例

演題番号 : O-0981

久保田 孝雄:1、浦辻 洋平:1、稲津 昭仁:1、泉 朋子:1、今給黎 敏彦:1、床鍋 繁喜:2、大道 雄一郎:2、高尾 雅也:2

1:自衛隊中央病院 腎臓内科、2:自衛隊中央病院 泌尿器科

 

【緒言】肝および脾の限局性結核性膿瘍は、現在極めてまれな疾患で診断が困難で、特に限局性結核性脾膿瘍は本邦で数例の報告をみるのみである。【症例】61歳、女性。主訴;発熱。家族歴;なし。既往歴;49歳時、膀胱腫瘍摘除。現病歴;57歳時、原疾患不明の慢性腎不全で血液透析導入、当時から脾腫あり。X-2年3月38~39℃の間欠熱出現、感冒症状遷延しMFLX投与で軽快。その後も同様の繰り返しあり。X-1年12月CTおよびPETにて右上縦隔に縦隔悪性リンパ腫を疑われるも放置、QFT陽性。X年8月間欠熱再燃と全身倦怠遷延、MFLX再投与するも改善せず、USおよび造影CTで脾腫に加え脾臓内部に辺縁不整な多発性の低濃度領域を確認。喀痰、胃液検査で排菌はないものの、CRP17、ESR98/h、β2MG29、sIL-2R2400などから、結核性脾膿瘍を疑い抗結核薬;RFP、INH、EBを投与したところ、速やかに解熱し全身状態が改善、画像所見も消失した。【結言】透析患者に潜行した肺外結核で、その後に限局性結核性脾膿瘍で顕症した詳細を報告する。

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