演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

リンパ節結核を認めた高齢血液透析患者の1例

演題番号 : O-0978

櫻井 進:1、坂井 理絵子:1、岡田 智也:1、根岸 真央人:2、辻本 隆史:2、権藤 麻子:2、菅野 義彦:2

1:立正佼成会附属佼成病院 内科、2:東京医科大学病院 腎臓内科

 

【症例】80歳男性【現病歴】腎硬化症による慢性腎不全のため2009年5月維持透析導入.2013年4月頃から徐々にCRP値の上昇を認めたが,特に発熱などの自覚症状を認めなかった.7月に左後頸部リンパ節腫脹が見つかり,感染症および悪性腫瘍を念頭におき全身検索を行った.リンパ節生検による病理所見は乾酪壊死を認めない化膿性類上皮性肉芽腫性リンパ節炎であり,結核症は否定的と考えられた.結核菌PCRは陰性であったが,培養1ヵ月後にM.Tuberculosis complex陽性となり,リンパ節結核と診断した.その後INH,RFP,PZA,EBによる治療を行い経過観察中である.【考察】透析患者の結核感染の頻度は高く,また肺外結核の比率が高いことは知られている.肺外結核の診断において身体診察と生検培養の重要性を再認識させられた貴重な症例と考えられた.

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