口演
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透析患者のESA低反応性に対するビタミンC静注による有効性の検討 演題番号 : O-0966 若狭 幹雄:1、熊田 千晶:1、伊藤 賀恵:1、飯塚 一秀:1、木暮 照子:2、朝倉 裕士:2、加藤 憲:3、松坂 貫太郎:3、稲葉 直人:3、中島 豊:3、永井 志保:4、永井 哲士:4、宍戸 寛治:1 1:社会医療法人財団石心会川崎クリニック、2:さいわい鹿島田クリニック、3:川崎幸病院、4:永井医院
【目的】透析患者のESA低反応性に対する短期間少量ビタミンC(VC)静注の有効性を検討した。
【方法】Hb低値ないしESA製剤(エポエチンβ(n=13),エポエチンκ(n=10),ダルベポエチンα:DA(n=22))高容量使用中でフェリチン(F)100ng/mL以上の透析患者45名(平均年齢65歳、平均透析歴9.4年)に対しVCを2ヶ月間投与(1回100mg週3回終了時に静注)し、血算、鉄代謝(F,Fe,TIBC)、ERI(erythropoietin resistance index:週当たりESA量/Hb/体重)を検討した。 【結果】VC開始前Hbは9.9±0.7から2ヶ月後10.9±0.7と有意に上昇し、Fは172.4±90.1から74.5±67.3と有意に減少した。ESA量、ERIは低下傾向を示した。VC投与終了1ヶ月後DA群でERIは0.061±0.053から0.031±0.031と有意に低下した。 【結論】低用量短期間VC投与はFを低下させESA低反応性に有効な可能性がある。 |
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