演題情報

口演

開催回
第59回・2014年・神戸
 

遺伝性超貧血マウスに対するエポエチン ベータ ペゴル投与後の鉄代謝亢進効果

演題番号 : O-0956

佐々木 雄亮:1、山嵜 瞬:2、藤田 謙:2、倉澤 光江:1、萬 啓悟:1、下中 靖:1、鈴木 教郎:2、山本 雅之:2

1:中外製薬株式会社 育薬研究部、2:東北大学大学院医学系研究科

 

【目的】エリスロポエチン(Epo)産生能を欠失させ、肝臓のEpo産生能のみを回復させた遺伝性超貧血マウス(ISAM)に対するエポエチン ベータ ペゴル(C.E.R.A.)投与後の貧血改善効果と併せた鉄代謝亢進効果に関して検討した。
【方法】ISAMに対しC.E.R.A. 3μg/kgまたは溶媒を単回皮下投与し、血球パラメータ、血清鉄濃度、ヘプシジン血中濃度、肝臓及び脾臓内鉄含有量を測定した。
【結果】ISAMは薬剤投与前のヘモグロビン(Hb)濃度が3.2 ± 0.7 g/dLと重度の貧血状態を呈したが、C.E.R.A.投与群では溶媒投与群に比してHb濃度は有意に高値を示した。また、C.E.R.A.投与群では溶媒投与群に比して、血清鉄濃度、ヘプシジン血中濃度、肝臓及び脾臓内鉄含有量が有意に低値を示した。
【結論】C.E.R.A.はISAMに対して貧血改善効果を示すとともに、貯蔵鉄を有効に造血に利用することが示された。

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